おびひろ市民ミュージカル 第20回公演~オリバーツイストを観た感想。
来ました
初obiカル
観劇自体が日本文学盛衰史以来だから2か月ぶりですね。
そもそもミュージカルも最後に観たのがいつなのか思い出せないくらいなので、
久々の歌とダンスの舞台に期待わくわく。
開場時間よりも早く帯広市民文化ホールについたけれど
会場前にすんごい列が出来ていた。
こんなの初めて。
なんとか座る席を確保して、もらったパンフを読む
今回でおびカルは20回目なのですね。
2003年によさこいのチームが立ち上げたのが始まりなんだとか。
よさこいからどうやってミュージカルに繋がったんだろう。
演者さんは小中学生の方が多めで、下は5歳!の子も
どんな舞台になるんだ(*‘ω‘ *)
開演すぐ、キャストの皆さんの歌声と熱量に圧倒された。
小さい子供たちも、予想外に歌唱力があって、びつくり
個人的にすごいと思ったのが、救貧院のシーン。
大人数での斉唱なのに、ちゃんとセリフが聞き取れていたんですよ。
自分の高校演劇でも全員で声をそろえてセリフを言うシーンがあったんですが。
あとでビデオで観たら、何言ってるか全然聞き取れなかった事がありましたね。
そんな事を思い出しつつ、その凄さを実感。
主役の名がまんまタイトルになっている、オリバーツイスト。
舞台は19世紀のイギリス、孤児のオリバーは救貧院で暮らしていたが、ろくろく食事も与えられず、朝から夜まで働かされていた。
そんな中、院のオッサンの怒りを買い、奉公に出されるも、そこでいじめられしまう。
耐えられなくなって逃げだしたオリバーは、たどり着いた都会で、窃盗団の少年ドジャーと出会い・・・
というあらすじ
パンフにはこうも書いてあった。
「いつの時代でも、貧困や暴力で一番に犠牲になるのは子供」
作者のチャールズ・ディケンズは貧困などの、社会的な問題をテーマにした作品が多いようだが
そんな創作活動を通じて、何か変えられることを願っていたのかもしれない。
でも、21世紀になった今も変わってないのではないか?
なんて、暗い気持ちになりそうだったが、オリバー達はこう言っていた。
「心配するな、誰だって不幸は背負っている。明日になれば、きっといいことがある」
逆境のなかでも、希望を捨てない。
そんな姿を、歌とダンスで表現してくれたオリバーツイスト。
ありがとう。
今年入ってから、色んな事があって
ここ最近、食欲も落ちてきて、落ち込んでいたわたくしだったけど
obiカルのおかげで元気が出た。
本当はクリスマスに公演する予定だったけど、諸事情により今日公演になった訳だけど
むしろ、このタイミングで観れた事に感謝。
拍手喝采。
カーテンコールでの、オリバー役の子の言葉に、涙腺がゆるんだ。
また次も観たいな。