第74回十勝演劇発表大会2日目を観た感想
はいっ
全部見終わりました!
さて感想
①更別農業高校 「湖面に映る未来をさがして」
更農さんはテトラの時もそうだったけど登場人物同士の会話のかけあいの感じが良いですね。
毎回観てる側がくすっと笑える感じとか、
狙って出したものじゃなくて、素の本人たちの良さが滲み出ているんだろうと思った。
内容は、高文連を控えた演劇部員の話
脚本を担当した先輩が、家庭の事情で演劇部を去る・・・という
高校生たちにはどうにもできない無力さ、無念さを
残された部員たちの口論のシーンでよく表せれたのではないでしょうか
逆境にめげず、高文連に向けて頑張っていく二人と
それを見守る先輩。
最後は結果を匂わせて、幕を下ろす。
なんて純粋なものを作ったのだろう
こういう作品作ろうとする更農さんの視点がすごく好きなので
今後も期待していきたいですね。
②鹿追高校 「逃避行」
テトラの時のキングバースディとピパティが頭から離れない・・・
強烈だった・・・
で、高文連
あの~一つ謝罪が
開演時間間違えて、途中から観ました。
伊田周平がいなくなってから観ました。
あ~ばか~
しかしまぁ、あの二人(笑)
内容は、途中からみた感じだと伊田周平が脚本書いたけど本番前日で失踪して、残された部員+助っ人の手を借りて何とか本番を迎える・・・
いや、逃げんなよ。
失踪した原因も脚本でいじめをテーマにしており、本人もいじめられた過去のトラウマから思わず逃げてしまったようだが
いや、でも許さん。
しかし残された部員は責めることもなく、試行錯誤で本番を乗り越えた。
なんて優しい世界だ。
逃げるってことは、今自分を取り巻いている人たちも信じられなくなって逃げたのかもしれない
でも、責めたりせず、打ち上げのカラオケに誘ってくれる優しい部員たちのおかげで
伊田周平もトラウマを克服できたんじゃないか
そう考えると、急に許せてきた。
いや、最初から観たらまた違った感想になってんだろうけど。
③帯広柏陽高校 「オトナリ」
前々回の高文連でバレエを披露してくれましたが
今回はクラシックピアノ
定期的に一芸を披露してくれるのが柏陽さん
次はなんだろう
話としては、真剣にピアノに打ち込んできた少女に、アイドル活動をしてきた転校生が現れて・・・
ガールミーツガールな内容がぐっと。
性格も境遇もかぶるところがなかったと思われた二人が
ぶつかりあって、絆を深めていく過程が良かった。
幼馴染の彼や先生も物語のアクセントとしていい仕事っぷりだった
シリアスな最中でも要所要所で笑わせてくれて、ストーリーの緩急をつけてくれたと思う。
ラストシーンは個人的にお気に入りで、ピアノの伴奏と、歌で優しめな照明と共に幕。
選曲はAIの「ひとりじゃないから」
私が高校生の時の歌だ
また、驚きなのが生徒役みんな1年生だったりする
今後も楽しみ
④清水高校 「書けない言葉たち」
今年のベストオブパンフレット賞は清水さんで決まり
そんくらい素敵な出来合いだったのでいますぐダウンロードを
高文連の脚本作りに苦戦する演劇部のはなし
どこの学校でも苦労してんだろうな。
最初の女子生徒の一人芝居がつぼだった(笑)
陸上部のかけもちの彼も前回のテトラからすごく上手になってて驚きだった。
彼がかけもちしながら演劇部での活動を続けてくれたから清水高校演劇部も存続できたのだろう。
演劇部ならではの内容で、自分たちも悩んできたからリアルに作品に落とし込むことができたのだろう。
でも、うじうじした内容でなく、ギャグも織り込んだ見ごたえのある内容になっていた。
最後は今まで全部芝居の稽古でした~ってオチ。
パンフにのってない3人目のキャストも登場したところから、本気で我々をだまそうとしていたのは伝わってきた。
かけもち部員と1年生だけでよくここまで作りあげましたね
拍手!
以上、感想でした。
皆さんお疲れ様です。
私も明日仕事なんで・・・
また来年~