テトラ小演劇祭~2日目を観た感想
2日目観てきたぞー
感想いくぞー
①網走南ヶ丘高校~歌とお弁当と私
今年も来てくれたー
パンフによると新入生が10人も入ったとか
おととしのテトラでは2人芝居だったのに
全国大会効果でしょうか
毎年青春舞台はチェックしているので
TVで見かけた子も出てましたね。
寂れた合唱部とその友達での会話劇
最初なぜ合唱部なのかと思ったけどクライマックスの合唱の音源がかかるシーンで納得
しかし、青いベンチって私が高校の頃流行ってた曲なんだが
以外に合唱アレンジがしっくりきてた。
「この声が、かれるくらいに、君に好きといえばよかった」
当時は冷めた気持ちで聴いていたこの歌詞が、今日こんなにストレートに胸に響くなんて
あのころは想像もしなかった。
恋バナと見せかけて友情の物語
最後のシーンに泣き
なんて、なんというものを作ったんだ。
去年も泣かされたけど今年もやられた。
来年も来てくれたらいいのに
②帯広大谷高校~話題のキミら
セット見事に作ってましたね~引き戸のとことか上手くできている。
皆が各々おしゃべりする雰囲気、クラスメイト間でのパワーバランス
自分も教室にいるような錯覚を覚えて、息苦しさも感じるほど、リアル。
大谷さんの芝居の勘の良さを感じた。
写真の加工に依存してるんじゃないかってくらいどっぷりハマるJK達
世界が写真のフィルターのように青みがかって見えるようになっても
加工する手間がなくて良いと思う有様
卒アルも加工できないからいらない、なんて
私らの世代なんか、1軍のギャルほどこぞって卒アルに写りたがってたものなのに
時代か?
加工の消しゴム機能で消したもの、人が次々に消えていくスリルな展開にハラハラ・・・
しかしこのタイトル
漫画家の小林よしのりが言ってた「マスコミが注目しない若者を注目している」
という言葉を思い出した。
世間がイメージする今時の若者を風刺したタイトルなんだろう。
ラストはハッピーエンドではないか、少し哀しさを覚える雰囲気で良かった。
③三条高校 ~青春ゾンビ
全国進出おめでとうございます。
タイミング的に全国の準備しながらテトラも出てんのか?
さすがっす
そんな最中演じていたのは・・・ゾンビ?
主人公は見かけは普通だが、実は一度死んでおり、ゾンビとして生まれ変わった。
ゾンビになってからの特殊能力で、みんなの心の中に気づいてしまい・・・
いや~ゾンビネタでここまで笑いを生み出す事ができるもんなんですね
序盤は仲良し3人組のカラオケ会が徐々に不穏な空気に
女だけだから出せる、重々しい空気感をよく出せていたと思う。
コメディからの狂気のラスト
去年のテトラ、高文連から大きく作風が変わってましたね
三条さんの芝居の幅広さに拍手
④帯広柏陽高校 ~見学旅行
すみません、最初の5分くらい観てないっす。
実は三条さんの観てる途中で低血糖?みたいになって
軽く意識もーろーしてたんですわ。
三条さんの終わってからコーラ飲んだりして休んでて、途中で参加するという
2日続けてだし、今回から合間の時間が大分短縮されていたから、休憩時間が少なくなったからかもしんない。
まぁ次回から飴玉やら用意して気をつければ大丈夫だと思うが。
見学旅行というタイトルだが、場所は美術部の部室らしき教室
席座ってすぐ、ブラジル、という単語が聞こえる
どうやら見学旅行に参加しなかった二人の生徒たちの話らしい。
一人はブラジルから転校したての為、見学旅行を欠席し
もう一人は美大に進む学費のために見学旅行を欠席したと。
その分の出席日数のために登校して、美術室に入り浸っていると
あーはいはいそういう話。
しかしなんでブラジル
と思いつつも呼吸の合った芝居と、噴き出してしまうギャグにどうでもよくなる。
ガラガラ(笑)
だが森林伐採やフェアトレード関連の話にてブラジルの意義を知る。
個人の進路の悩みと、世界情勢の規模の話をうまく盛り込んでいた。
シリアスから、どたばたのシーンで爽やかにラストに向かうのは胸アツシーンだった。
最後の真っ白なキャンパスにスポットを当てたのは、未来を象徴するためだろうか
・・・良きっ
もう1回観たくなった、最初の方観てないし。
以上、テトラの感想でした。
やっぱ高校演劇っていいね
芝居って非日常なものだけど
10代が遠い日々になった私にとって、高校演劇ってなおさら非日常な存在で
その観客でいられる事が、私にとって救いになっているんです。
今回、特にそう思える事が多かったです。
ではまた、高文連で。