旅するワークショップ in OBIHIROに参加した感想~前編

8月10~12日の3日間、芝居のワークショップに参加してきました。

この「旅するワークショップ」は

3日間の稽古で演劇を作って

最終日にお客さんの前で発表するというもの。

函館に住んでいた頃にも芝居のワークショップには参加したことがあったが、

その時のは事前に渡されていた台本を元に、1週間で稽古して、お客さんに披露するものだった。

今回は、ミヒャエル・エンデの「モモ」を現代版にアレンジする。

という事前情報のみで

台本なんぞ渡されなく

3日間でゼロから作って人前で披露するという。

割と攻めた企画。

それに参加した私。

35歳

演劇経験:高校時代の演劇部のみ。

いろいろ厳しい気がするが、好奇心に勝てず、有給使って参加を決意。

とはいえ、ワークショップが近づくにつれ、不安がよぎる

「夏休み時期だから若いやつらばっかなんだろうな」

10代の中で、30代の自分がぼっちになるワイ

浮いているワイ

そんな想像がよぎる。

・・・

ま、なんとかならぁ

そんなもんで当日を迎えた。

1日目

遅刻しました。

え~と、駐車場があれで、停めれなくて、それで・・・

あほか

自ら浮くような行動とりやがって

慌ててとかちプラザ、大集会室へ

部屋の前で、ワークショップを企画してくれた吉川さんとご対面。

この「旅するワークショップ」って、栃木を拠点に活動するトッコ演劇工房さんが主催なんだが

吉川さんが栃木から呼んでくれたおかげで実現できたのだ。

普段は歯科の院長やってる吉川さん。

開院5周年記念で、ワークショップの参加費を無料にしてくれた吉川さん

あなたとは、もっとましな状態で出会いたかった。

一人気まずい中、入室。

円に置かれた椅子に座り、自己紹介、年齢は割愛。

改めて、参加の皆さんのお顔をぐるりと見る

10代もいたけど、自分と同世代の人も、上の世代の人もいた。

主催者のトッコ先生ともご対面

旅するワークショップ、始まるよ~(もう始まってるっちゅーの)

本当はワークショップでやった事やら

それをやってみて、自分が何を感じたか

色々書いてみたかったが、ここである懸念が。

ワークショップって本来有料で参加するものなので、

その内容をネット上で公開すんのってアリなんだろうか、と

そんな思いがよぎったので

何をやったかここで記載するのはやめときます。

・・・って言ったらここで書くことがほぼなくなるので、ちょっとだけ書きます。

(だめだったら削除します~)

インプロゼーション

インプロゼーション=即興の事だが

芝居やってたら誰でもやった事がある即興。

それを今からやると

トッコ先生「やりたい人、3人前に出てください」

ワイ、下を向く

1番手は避けたい。

ここで前に出れる勇者3名出現

お父さん、お母さん、子供役をそれぞれ決める

門限を過ぎても子供が帰ってこない設定で即興で演じる

勇者の芝居を見る

いったん終了。

そこでトッコ先生の指示

「太陽と月、どちらかを思い浮かべてください」

太陽を思い浮かべるワイ

「太陽を思い浮かべた人は、自分が一番偉いと思ってください、月を思いうかべた人は、自分が一番弱い存在で、ここでの悪い出来事は全部自分のせいだと思ってください」

その設定を追加して、さっきのシーンをも一度やる。

なるほど、さっきより見ごたえがある仕上がりに。

自分があの場にいたら、どうやるだろう?

そんなイメージをしてみる

「じゃ次にやってみたい方」

次々と勇者たちが現れ、演じていく。

本当にアドリブでやってんのか?と思うくらいみんな堂々と芝居をする。

アドリブなのにめっちゃ面白い

ずーっと観ていたいが、そうもいかない。

「次にやってみたい方」

前に出るワイ

さっきとは内容が変わり、今度は二人芝居。

私と同じタイミングで出てきてくれた女性と二人

入院しているお母さんと見舞いに来た高校生の設定で

私が高校生の役でインプロゼーション、スタート。

うん

予想していたけど

ぐだぐだ

いったん終わり、そこでトッコ先生の新たなミッション

「今度はお母さんが、喋れないし動けない人の設定でお見舞いに来てください」

ん?

てことは

私めっちゃ頑張んなきゃいけないじゃん。

はい第2弾スタート

ただ今回は、要所要所でトッコ先生の指示も入る

「窓を開けて、外を眺めてください、公園で子供たちが遊んでいます」

マイムで窓を開けて、外を眺める演技

「お母さんの手を握ってあげてください」

指示を聞きながら、アドリブでセリフを吐く

指示のおかげなのか、自然とセリフが浮かぶ

ふとお母さん役の方を見ると、涙を流していた。

どきっとした。

ここで、涙にふれるか、迷ったが、あえてスルーした。

「面会終了の音楽が流れました」

また明日来るからね、と告げて、退室。

終わり。

ふー終わった。とみんなの方を見ると。

みんなも泣いていた。

さすがに全員泣いているわけじゃないだろうけど。

涙ぼろんぼろんこぼして鼻すすってる人もいた。

席に戻る。

その時知ったが、私が窓の外を眺めているとき、

お母さん役の方が、娘に何か語り掛けたがっているように、片手をふっと動かしていたと。

背中向けていたから気付かなかった

そら、泣くわ。

モモ

今回の肝である、現代版モモの芝居作り。

まずは、著者のミヒャエル・エンデの一生を書いた資料を読み、みんなで意見交換

モモの作中で登場する、時間泥棒についての考察

現代における時間泥棒とは?

そんな事を話し合う。

人の意見を聞くと、自分にはなかった発想が聞けたりする。

あとは・・・どういう作りかたをしたのか、書いていいものなのか~

・・・ま、みんなで頑張ったって事で。

1日目、終了。

2日目

遅刻しました。

え~と、駐車場があれで、車が・・・

あほか

ストレッチをして、あれしてこれして、さてモモの続き。

みんなで意見を出して、場面ごとに作っていく

でも、明日本番なんだよな。

間に合うのか?

全員で踊るダンスシーンの練習もあり

セリフなしの前衛的なシーン練習もあり

みちみちに稽古したが、

まだ作ってない場面もあったり

そのまま2日目終了。

明日本番。

まじか。

え?

まじか。

後編に続く。

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