十勝支部第72回演劇発表大会2日目を観て
2日目!
仕事ないから全部観れた!
さぁどんどん感想書くぞ!
ついてこれないやつは置いていくぞ!
①帯広三条高校 「幸せを描く」
十勝支部で洋モノ観るの初めてかもしれない。
全国大会とかではたまーに海外を舞台とした作品をやっているみたいですが。
「既存の作品では?」と思うくらい内容がしっかりした作品。(本作は三条さんのオリジナル)
キャストさん達も表現力があるので、海外モノでも違和感なく観れた。
国内の作品ではない分セリフや衣装で非日常感は出ていたが、
エマの家を継ぐより、絵を描いていきたいという思いや、それを反対する父、
そんなやりとりから、親子関係や進路の悩み、といった高校生だから書ける内容だったと思えた。
パンフみての驚きだがキャスト4人のうち二人が1年だった・・・。
来年も期待できますな。
②清水高校 「放課後侍」
テトラと同じ演目でした。
パンフがカラーになってますね、でも相変わらず学年は書いていないのでキャストが何年生なのか分からずじまい。
前回に比べて余分なところを減らして、会話の内容もすっきりさせた印象。
でも相変わらずあの二人の大物感は変わっていない(笑)
だんだん二人が十勝の高校演劇に降臨した孤高の侍のように見えてきたのは私だけか?
途中で語りの女子が現れて、前回語りの人なんていたっけ?ととっさに思い出せなかった・・・もうトシなのか?
この子が上手でしたね。語りって意外と難しいものですが。
もしキャスト全員が3年なら今回で引退になるが、次回の公演(テトラか?)でどんな作品をやるんだろう、
いまからめっちゃ気になる。
③帯広柏葉高校 「シュレディンガーの猫たちは電気羊の夢をみるか?」
タイトルから察するにファンタジーな内容なのだろうか
そう思って観たステージには象徴的なオブジェや、蛍光塗料で工夫された箱。
中央には本物なんじゃないか、と思えるロボットを演じるキャスト。
ここは、近未来。それを語るには説得力のある舞台になっていた。
この作品はロボットに人の心を作るために、自分たちが経験してきた体験を語る。そんなお話。
心を作る、という目的のせいだろうか。
バレエのレッスン、野球の試合、家族との会話
そんなどこにでもあるような営みが、愛おしく見えてくる。
結局、実験は失敗に終わり、皆は生命活動を終わらせてしまったのだが。
一人残された空間で、バレエを踊るロボットに涙があふれた。
最後は意外な展開と、ちょっとした内輪ネタ。
う~ん、これだけのものを作るとは
あと個人的にバレエは好きなのでそこがかなりツボでした。
④音更高校 「Admit mE」
LGBTQをテーマにしたこの作品。
パンフによるとタイトル のAdmit mEとは私を認めて、の意らしい。
LGBTは知っていたけど、Qってなんだ?と思って調べてみると、性的マイノリティの事だった。初めて知ったわ。
主人公は女子同士付き合っている事を隠していたが、あるきっかけでクラスメートにばれてしまい・・・
そこでの差別や、マイノリティでも尊重すべき事を問いかけた作品。
すごくいいテーマを選んでますね~
これを純粋にまっすぐに演じた音更高校さんを目の当たりにして、心が洗われるようだった。
へたに奇をてらった作品観るより、こういうの観た方がよっぽど有意義なんだよね。
キャストの皆さんもテトラの時よりも上手くなっていたのもよかった。
最後の「えーーーー!」で幕が下ろすのは新しい演出だったな~、めっちゃ受けた(笑)
高文連のトリに相応しい作品だったんじゃないですかね。
以上!高文連の感想でした。
今回は参加校全部がオリジナルの作品を上演したそうな。なんということでしょう・・・
これ書いている地点で、もう審査結果は出ているのだろうか。
参加校の数からすると全道にいけるのは1校なのだろう。私の頃は2校いけたが。
ここにいた高校生たちは、脚本書いたり、セットやら衣装やらをすべて自分たちで準備してきたわけで
それは、大会の結果なんぞ関係なく、称賛に値するのは間違いない!
それはこれから先、ずーっと誇りに思っていいと、私は思う。
高校生たち、ならびに、大会を運営してくれた先生方
本当に、お疲れさまでした。
そして
ありがとうございました。
また、よろしくお願いします。